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【おいしい百町・ベーカリー編 vol.1】大津の恵みが詰まったオリジナリティ溢れるパン<BAKERY dry river>
大津市民のパン好きは、総務省が発表している「パン消費量ランキング」では、大津市が上位にランクインするほど。※1
大津百町エリアにも大津のパン通をうならす名店がオープンし、ファンたちを魅了しています。
かつて宿場町として旅人たちの胃袋をささえてきた、大津百町のグルメを紹介する「おいしい百町」シリーズ。
地元の人はもちろん、遠くからもわざわざ買いに訪れる人も多い人気のベーカリーを紹介します。
まずは、行列が絶えない人気店から。
毎日食べてもらえるように、“安心&安全”にこだわったパン<BAKERY dry river>
「クロワッサン、焼き上がりました〜!」。
元気な声とともに登場する焼きたてパンは、たちまちお客さんの手元へ。
<BAKERY dry river(ベーカリー ドライリバー)>さんは、行列が絶えない人気のパン屋さん。
店頭には惣菜系、デニッシュ系、スイーツ系、ハード系、食パンとバランス良く約100種類が並びます。
長芋とチェダーチーズ 大葉のサンド310円のように組み合わせが秀逸で、食べてみたくなるラインアップ。
つい“爆買い”というのも納得です。
ピタパンやバゲットに挟まれている具は、どれも手づくり。
カルニタス(豚肉を長時間煮込んでから裂いたメキシコの郷土料理)など、デリとして成立しそうな具ばかりです。
スイーツ系パンのアイデアも光ります。
小ぶりのフランスパンにたっぷりとサンドされた黒豆とマスカルポーネ250円、いちじくの紅茶煮とチョコレートチャンクのパン250円。どれもパンから具がはみ出しています。
素材にこだわったハード系。
全粒粉のバゲット280円、滋賀県産小麦長時間発酵バゲット280円、全粒粉の田舎パン820円、玄米粉湯ごねブール680円。
店主の干川弦さんの実家は京都のパン屋さん。
お父さまの影響もあり、干川さんはできるだけ“安心&安全”なオーガニック素材を使うように心がけています。
こちらでは、国産小麦、滋賀県産の野菜など、できるだけ近くで採れたものを使用しています。
干川さんは大津の郊外に住み、比良にある農園を借りて野菜やハーブを育て、自家栽培した小麦を自家製粉してパンにも使用。自然の恵みが豊かな大津ならではの暮らし方も素敵です。
最近では、ナチュラル素材として注目される「古代小麦(スペルト小麦)」の栽培にも成功、自家製粉したパンを完成させ、長年の夢を叶えました。
国産小麦、塩、砂糖、水を天然酵母で発酵させた、天然酵母白食パン310円(1斤)は、2012年オープン当初からの人気商品。
中はもちもち、外はカリッとハードな、シンプルでヘルシーだから毎日食べたくなります。
店の目印は、隣にある樹齢500年を超える大樹で、大津市指定文化財にもなっている「犬塚の欅」。
室町時代の浄土真宗の僧、「本願寺中興の祖」と呼ばれる蓮如上人が大津滞在中に毒殺を謀られたとき、身代わりとなって死んだ忠犬の塚に植えた欅と伝えられています。
商品がひと通り揃うのは11時頃〜。
午後にはどんどん品薄状態になるので、できればこの時間に並んででも購入するのがおすすめです。
※1総務省の家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング 。(2019年(令和元年)~2021年(令和3年)平均)パン平均購入数量が全国4位