特集
- TOP
- 特集
【大津百町に引き寄せられた人たち】<TERAMACHI BASE>でチャレンジする人たちの笑顔の理由は
大津百町エリアに2021年4月にできた<TERAMACHI BASE>で、自分の夢を叶えるために活動する人がいます。
<TERAMACHI BASE>はショップ、カフェ、オフィス、ワークスペースなどがシェアできる複合施設。
この場所で実際に活動を続けるお二人に、大津百町エリアや施設の魅力についてお伺いしました。
1.夢の第2章が始まったばかり<The 6 Store>
<TERAMACHI BASE>がある大津駅前商店街に面する常設ショップ<The 6 Store>。
スケボー歴28年という松田吉広さんがスケートボードとアパレルを販売しています。
松田さんは10年前まで、大津・瀬田でスケボーショップをしていましたが閉店。
オンラインやポップアップで販売を続けていましたが、新型コロナ感染症の影響でイベントは中止続き。
そんなとき、<TERAMACHI BASE>の発起人でもある藤原周二さんに声をかけられたそうです。
「実店舗を再開したいと考えていたときでした。スケボーギーク(オタク)がここに集まって、僕もお客さんも情報交換できる。賑やかなカルチャー基地にしたいです」。
<TERAMACHI BASE>があるのは駅前。誰もが立ち寄るにはピッタリの場所です。
ボードはアメリカ、ヨーロッパ、日本のものなどいろいろ。1万1,000円〜。
オリジナルブランドやアメリカの古着が並びます。
店を手伝う内野章太さん。
小さいころから憧れていたスケートボードショップで働く夢を叶えました。
商店街の方はとても親切で、その関係も楽しいと松田さんは笑います。
「この前、1日スケボースクールを開催したら予想以上の参加者で嬉しかったです。
一輪車が小学校にあるみたいに、スケボーが置かれるのが僕の夢です」。
松田さんの夢の第2章は、まだ始まったばかりです。
<The 6 Store > https://www.instagram.com/6_otsu/
2.今できる精一杯でスタートして、成長していきたい<Continental breakfast & coffee>
シェアキッチンを利用して、水&木曜の週2回、<Continental breakfast & coffee>をオープンしている酒井あずささん。
以前は、全国展開する飲食店に勤務し滋賀のエリアマネージャーを務めていました。
新型コロナ感染症の影響もあり退職。
大津で自分の店をしたいとぼんやり考えていたときに、発起人でもある藤原周二さんに誘われ<TERAMACHI BASE>を訪れました。
<TERAMACHI BASE>の雰囲気を見て直感でひらめき、シェアキッチンを借りてチャレンジすることを即決。2021年4月からスタートしました。
営業時間は朝8時〜夕方4時までですが、店名のコンセプトは朝ごはん。
時間をかけてゆっくり食べる贅沢な朝食をイメージしています。
飲食店時代から勉強していたのがソーセージ作り。シェフの同僚に教わり、いつか持つ自分の店の強みになればと準備していました。
<Continental breakfast & coffee>では、その自家製ソーセージを使ったホットドッグ600円が人気です。
特別オーダーの全粒粉パンにはさみ、ピリ辛ハラペーニョピクルスをトッピング。
働く人が多い大津百町エリア。ランチのパワーチャージにと、がっつり系に仕上げます。
アメリカンタイプの焼き菓子も販売。
実は、ここでは理想の朝食を提供できていない酒井さん。
「今のカタチは、夢の最終形ではないんです。今できることを精一杯やって、次につなげたい。ここは成長できる場所だと思っています」。
<TERAMACHI BASE>での活動を通じて、酒井さんの理想通りのコーヒーを焙煎する人とも出会えたそう。
夢まであと一歩。
はにかむ酒井さんの表情が、そう教えてくれているようです。
<Continental breakfast & coffee> https://www.instagram.com/continental_2021/
<TERAMACHI BASE>