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【大津百町に引き寄せられた人たち】地元出身、大津を愛してやまないkyonさん<KWC -kyon world curry->
大津百町エリアには町家がたくさん残っています。いま、その空き家を利用したい人が増加中。
そこで、実際に空き家を利用して店を始めたみなさんにインタビューし、大津百町エリアの魅力についてお伺いしました。
今回は、スパイスカレーの店<KWC -kyon world curry->の店主・kyonさんです。
地元出身、大津を愛してやまないkyonさん<KWC -kyon world curry->
2021年3月、大津百町エリアにスパイスカレーの店がオープンしました。
評判はあっという間に広がり、今では、全国からお客さんが訪れる大人気店です。
店主のkyonさんの地元は大津百町エリア。
しかし、当初は琵琶湖のほとりでの開店を夢見ていました。
自分で持つ店を具体的に考え始めた時に参加した「リノベーションスクール@大津」。
これは、大津市に実在する空き家を題材に講師陣の指導もと参加者でチームを組み、3日間で店舗企画、事業収益などを学ぶ実践型講習会。
kyonさんは、実習で改めて地元を掘り下げて考えたとき、大津百町エリアに新たな「魅力」と「愛着」を感じてこのエリアでのオープンを決めました。
伝統的な建築物である町家が多く残っているのも大津百町エリアの魅力のひとつです。
状態がよい物件も多く、少し手をかけるだけでいい雰囲気に。
「私がいつもいる土間は居間より一段低いので、座っているお客さんとちょうど目線が合うんです」。
kyonさんの朗らかな人柄からか、話しかけてくれるお客さんも多いそう。
古いタイル貼りの台所にスパイスがずらり。絵になります。
メニューは毎日手書きで。南インド、北インド、スリランカの日替わりカレーとおかずがセットに。
kyonさんのカレーの原点は、現地を旅して覚えた「家庭のお母さんのカレー」です。
インド、スリランカ、タイを自ら旅し、民泊マッチングサイト「Airbnb」を利用して民家に宿泊。
料理上手なお母さんたちから家庭の味を教わりました。
カレーの旅を続けながら京都のカレーレストランで働き、間借りやイベント出店を経て店をオープンしました。
先日迎えた開店1周年記念日には、たくさんのお花が届きました。
店を温かく見守ってくださるご近所の優しさも、心の支えになっているそう。
kyonさんはカレーを通じて、日に日に愛着がます大津百町エリアをもっと元気にしたいと考えています。
kyonさんのつくる雰囲気や内装など、お店にはお手本にしたいことがたくさん。
店を始めたいと思っている人には、kyonさんがつくる“カレーバイブス”を感じてみてほしいです。