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【おいしい百町・ベーカリー編 vol.2】大津人好みを知り尽くしたパン屋さん<Bakery nicopan02>
大津市民のパン好きは、総務省が発表している「パン消費量ランキング」では、大津市が上位にランクインするほど。※1
大津百町エリアにも大津のパン通をうならす名店がオープンし、ファンたちを魅了しています。
かつて宿場町として旅人たちの胃袋をささえてきた、大津百町のグルメを紹介する「おいしい百町」シリーズ。
地元の人はもちろん、遠くからもわざわざ買いに訪れる人も多い人気のベーカリーを紹介します。
2回目は、ご近所さんが足繁く通う、商店街近くのベーカリー。
地元に愛される理由は、聞き上手コミュニケーション<Bakery nicopan02>
お昼時には、焼き立てパンをランチにしようと、近くに住む人や働く人が続々と訪れる地元に愛される<Bakery nicopan02(ベーカリー ニコパン ゼロニ)>さん。
中には、焼き上がる時間“ちょうど”を狙って訪れるスーパー常連さんも。
定番のパンにアレンジを加えるのが得意で、大葉とカマンベール ベーコンエピ240円は、通常のベーコンエピをオリジナルに仕上げた人気商品です。
オーナーの北村隆一さんは、東京で有名ベーカリーに10年勤務した後に独立、東京で店を構えました。
ところがあるプロジェクトをきっかけに滋賀県米原市に移転、古民家を改装してベーカリーカフェをスタート。
自然が多く琵琶湖がある滋賀が大好きになった北村さん一家はプロジェクト終了後も滋賀に残り、2018年大津百町エリアで店をオープンしました。
現在の店のフランスパン180円は、東京で焼いていたものと違うと、北村さんは教えてくれました。
「この店のパンは地元の人に食べて欲しいと思って焼いています。なので、お客さんの声を聞いてお好みに合わせています」。
このエリアに暮らす人たちは、もっちり、やわらかい食感や、そのまま食べやすい菓子パンがお好みだそう。
食パンをちぎって食べられるようにアレンジしたモーニングブレッド250円。
これなら小さな子どももひとりで食べられそう。
中には、東京の店からの人気者も健在です。
コーヒーに浸して作るフレンチトースト、カフェマカダミアン240円。
コーヒーのほろ苦さと甘さ控えめの自家製クリームがベストマッチ。
ナッツもたっぷりでリッチな味わいです。
約50種類のラインアップがいちばん揃うのは12〜13時頃。
「手づくりのほうがお客さんに喜ばれるので」と、調理パンの具は奥さまの担当。
午後から登場するクロックムッシュに使う手づくりボロネーゼソースは、ご主人も大好物だそう。
新しい取り組みも。
クリスマス時季に見かけるシュトーレンを春にも期間限定で販売しました。
抹茶生地にホワイトチョコレートを練り込み、中には大きな和栗をドーン! と入れ、マカダミアナッツと柚子の皮で風味づけ。
和菓子をイメージした抹茶のシュトーレン2,000円は、クリスマス以外にもシュトーレンを食べたいという、お客さんの声から生まれました。
北村さんがDIYで仕上げた外観。長年佇んでいるかのような雰囲気で町に溶け込んでいます。
店名にある“02”を、“オーツー”とも読めるところに、大津愛をたっぷりと感じますね。
※1総務省の家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング 。(2019年(令和元年)~2021年(令和3年)平均)パン平均購入数量が全国4位